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千葉県、佐倉城お堀の水質浄化
- 千葉県、佐倉城お堀の姥ケ池 、 田町堀、御三階堀の3ケ所にバイオコロニーを撒布して水質浄化を試みた。
- 平成12年9月11日お堀の水質浄化前の状態
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千葉県 佐倉市 佐倉城のお堀の汚水、汚泥調査の結果、お堀の水質は悪化が進み鯉や鮒の死体が腐敗して、水面に浮いていた。
水質は悪臭がして、お堀の中はアオコと濁りで何も見えなかった。
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下記の水質検査データは、佐倉市役所様よりご提出頂いた計量証明書を掲載。
平成12年10月4日 件名 佐倉城跡公園他の水質検査データ(『バイオコロニー』撒布前)
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計量の対照 単位 姥ケ池 田町堀 御三階堀 PH(水温) - 7.0(25.2) 9.0(25.1) 7.3(25.2) BOD mg/ 2.3 5.8 2.8 COD mg/ 6.8 11 9.1 SS mg/ 5 52 16 DO mg/ 1.1 13.4 1.2 全窒素量 mg/ 0.68 1.2 0.63 全燐量 mg/ 0.053 0.25 0.051 クロロフィルa g/ 18 200 40 BOD → 一般に、BODの値が大きいほど、その水質は悪いと言える。川のよごれの度合いを示す代表的なめやす。
COD → 有機物が多く水質が悪化した水ほどCODは高くなる。海や湖のよごれ度合いを示すめやす。 SS → 水中に浮遊する粒径2mm以下の不溶解性物質の総称である。 DO → 水中に溶存する酸素の量のこと。水質の指標として用いられる。 全窒素量 ┐ → 水中に溶存する窒素及び燐の量。多ければ多いほど富栄養化の原因になる。 全燐量 ┘ クロロフィル a→ 光合成に不可欠な緑色色素であって、“生きている”藻類量の目安とされている。
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平成12年10月10日 佐倉市佐倉城のお堀に『バイオコロニー』の撒布を実施した。
ヘドロ浄化剤『バイオコロニー』撒布後3ケ月目
『バイオコロニー』撒布後3ケ月、あれほど悪化していた佐倉城お堀のアオコや水質も浄化され悪臭も無く、お堀の底で魚が泳いでいるのが見えていた。
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水質検査の結果、お堀の水質が浄化して水質検査データの数値が改善されていた。
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下記の水質検査データは、佐倉市役所様よりご提出頂いた計量証明書を掲載。
平成13年1月31日 件名佐倉城跡公園他の水質検査データ
(赤の数字は浄化剤散布後、水質が改善された数値です。)
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計量の対照 単位 姥ケ池 田町堀 御三階堀 PH(水温) - 7.8(25.2) 7.9(25.1) 8.0(25.2) BOD mg/ 2.4 3.2 3.3 COD mg/ 5.0 5.3 6.3 SS mg/ 3 13 5 DO mg/ 12.5 12.0 12.7 全窒素量 mg/ 0.47 0.93 0.73 全燐量 mg/ 0.037 0.061 0.039 クロロフィルa g/ 22 86 26
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PHにおいては田町堀のPHは石鹸水並みの9.0から水道水並みの7.9に改善された。
BODが一番大きかった田町堀で5.8mg/から3.2mg/
に減少した。
特に田町堀では、トイレや、工場からでるレベルとされる10mg/以上の11mg/
から5.3mg/
と大きく減少した。
SSにおいては何れの堀でも減少が見られ、やはりSSが一番多かった田町堀で52mg/から12mg/
へ大きく減少した。
溶存酸素量においては、姥ケ池、御三階堀 で通常の生物の動きが悪くなる2.0mg/以下の1.1mg/
、1.2mg/
と少なかったが、それぞれ魚介類がすめる5.0mg/
以上の12.5mg/
、12.7mg/
と大きく増加した。
全窒素量では 姥ケ池、田町堀で改善され、全燐量では姥ケ池、田町堀、御三階堀の3ヶ所とも改善された。
クロロフィルaにおいては田町堀、御三階堀で改善された。ここでもクロロフイルaが一番多かった田町堀で200g/から86g/
へ大きく減少している。
これらの結果から、汚れが酷ければ酷いほど、良く改善されていると言え、バイオコロニーの有効性は実証された。
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BODの数値とよごれのめやす 1mg/ 以下
きれいな渓流 ヤマメ、イワナがすむ 1~2mg/ きれい 鮎やウグイがすむ 2~5mg/ 少し汚れている 5~10mg/ 汚れている フナや鯉がすめる 10~20mg/ 汚れが酷い 20mg/ 以上
下水、汚水 魚が住すめない CODの数値とよごれのめやす 1mg/ 以下
きれいな渓流 ヤマメ、イワナがすむ 1~2mg/ 雨水 3mg/ 以下
サケ、アユがすめる 2~5mg/ 少しよごされている 5mg/ 以下
よごれに強いコイやフナがすめる 5~10mg/ おうちや工場からよごれた水が流されている川 10mg/ 以上
トイレやおうち、工場からでるよごれた水