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南方熊楠資料研究会について

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 当研究会は南方熊楠(みなかたくまぐす、1867-1941年)の関連資料に関する調査を目的として発足したものです。平成四年に始まった南方熊楠邸の調査に参加しているメンバーを中心として、南方熊楠邸保存顕彰会、財団法人南方熊楠記念館など関係諸機関と連絡をとりながら、関連資料の整備に向けて活動しています。本格的に全集を編み直すと40巻前後になるはずの熊楠関連資料には、まだまだ未調査・未発表のものが多く、研究会の活動も現在のところはデータベース作成、マイクロ撮影、翻字などの基礎調査を中心とせざるを得ない情況です。しかし、将来的には研究交流の場としての機能も果たしていきたいと考えていますので、関連の研究者の方々のご協力をお願いしたいと思っています。(2000. 4 南方熊楠資料研究会)

会の概要

−「南方熊楠資料調査の中間報告」(『熊楠研究』第一号、1999.2)を改稿・増補−

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南方熊楠について

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 南方熊楠の事跡と人となりについては、出版物・インターネット上の情報提供ともすでに数多くの文献があります。そのため、本サイトでは熊楠の一般的な紹介を特にしていませんが、関連書籍紹介のページで最近の出版物若干をご紹介しているほか、関連サイトへのリンクのページ内に、熊楠についての一般的な紹介の節を設けています。ご参照下さい。

 2004年9月付記:当研究会メンバーも著者・編者として編集・執筆に参加した『南方熊楠を知る事典』(講談社現代新書、1993年)の掲載記事を、当サイトにて公開できることになりました。長谷川興蔵氏執筆分のみは、『長谷川興蔵集 南方熊楠が撃つもの』の一部として2002年に当サイトで公開していましたが、その他の執筆者の担当部分についても今年7月より部分的に公開を開始しています。あわせてご参照下さい。

南方熊楠資料研究会の終了について

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 私ども南方熊楠資料研究会は、南方文枝さんおよび田辺市・南方熊楠邸保存顕彰会からの委嘱を受けて、十年以上にわたって南方邸資料の調査と目録作成を行って来ました。その成果は、『南方熊楠邸蔵書目録』『南方熊楠邸資料目録』として、それぞれ平成16年夏と平成17年春に刊行されました。

 南方熊楠の遺した蔵書・資料は平成12年に、唯一の遺族だった文枝さんより田辺市に遺贈され、田辺市は現在、これら南方邸資料を管理する顕彰・普及・研究施設となる「南方熊楠顕彰館(英語名:ミナカタ・クマグス・アーカイブズ)」の設立準備を進めています。同館の発足を一年後に控えて、邸蔵書及び資料目録の編纂という目標を完了した当南方熊楠資料研究会は、ウェブ管理・移管などの残務処理部門を残して、今春をもって組織としての活動を終了することになりました。

 今後は、両『目録』とその基礎資料を基とする南方邸資料の研究が、熊楠顕彰事業の一環として、田辺市及び南方熊楠顕彰館によって進められます。私ども南方熊楠資料研究会のメンバーも、今後の邸資料の研究・調査に、それぞれの形で引き続き参加することになります。その内容・成果のご報告は、ウェブ上にて新しい形で行えるかと思います。今後とも、私どもの活動に、ご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。(2005. 4. 1 南方熊楠資料研究会幹事)

参考:「南方熊楠資料研究会の終了について」(『熊楠研究』7号掲載)

写真:熊楠邸での調査風景 (2000.3)

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訃報・追悼記事

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後藤伸先生 (1929-2003)

月川和雄さん (1949-2008)