紀州南高梅干しの四季

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紀州南高梅干し
田中商店
梅干のお店

和歌山県田辺市
新万17-18

TEL 0739-23-3252

驚異の梅パワー

驚異の梅パワー

 梅は、人間の体の中で直接、血や肉となるものではありませんが、体の基幹部分すべてにエネルギーを与え健康にしてくれるものです。


高齢化が急ピッチで進んでいる今の時代に梅は、健康管理に利用したい栄養食品です。


その優れた栄養をもつ梅パワーについて、科学的なデータに基づいて解説していきます。









 人間の体を形づくっている骨格、組織液、歯、血液の中にはカルシウム、りん、水、鉄分などといった鉱物性の栄養素が含まれています。

ミネラルと呼ばれるこの栄養素が不足すると、人間の体はバランスをくずし、いろいろな病気をひきおこします。

梅にはそのミネラルが豊富に含まれています。たとえばリンゴに比べて梅の実に含まれるカルシウムは4倍、鉄は6倍、マグネシウムや亜鉛も梅の方が多いのです。



 唾液は食べ物の消化を助けます。いろいろな食べ物の中でも梅干は唾液を出させる効果が高い食品で、梅干を食べた時の唾液の量はレモンの倍近くになります。
 この唾液が重要な役目を持っているのです。




アミラーゼの働き
 梅干を食べた時に出る唾液にはアミラーゼという酵素が含まれています。このアミラーゼは消化酵素の一種で、エネルギー源となるご飯やパンなどに含まれるでんぷんの消化を助ける重要な役目をします。



カタラーゼの働き
 唾液にはアミラーゼの他にもカタラーゼという酵素が含まれています。このカタラーゼが、今、最も注目されている梅干パワーなのです。ケガをした時、外傷にオキシドールをつけると泡がでます。これがカタラーゼの作用です。


カタラーゼは過酸化水素を水と酵素に分解する触媒の酵素です。私たちの体内で生じる活性酸素の毒性を抑える働きをしてくれます。動物や人間にとって必要なはずの酸素がどうしてガンや心臓病、老化の原因となる活性酸素になるのでしょう。


 私たちは空気中の酸素を体内に取り入れて酸化によって得たエネルギーを利用して生命を維持しています。この酸素が活性を持った酸素種に変化したものを活性酸素と呼びます。活性酸素は細菌を殺してくれる反面、多くなりすぎると体内の細胞を攻撃してしまいます。


大気汚染、電磁波、ストレスなど現代社会の様々な現象は活性酸素を生みやすくしています。この活性酸素の発生を抑えるカタラーゼを出す梅干は、適切な抗酸化食品といえます。



クエン酸の働き
 おにぎりに梅干を入れたり、日の丸弁当にすると腐りにくいことは、よく知られています。梅干に含まれているクエン酸やベンズアルデヒドに微生物の繁殖を抑える効果があるからで、お腹の中で胆汁の働きを活発にさせて、腸炎ビブリオ菌という食中毒の原因になる菌を殺してくれます。


梅干がすっぱいクエン酸によるものです。体内でエネルギー源を燃やしてエネルギーにする回路をクエン酸サイクルと呼びますが、クエン酸がこのサイクルの働きを活発にし、疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぎます。


疲労回復に効果的なクエン酸は、体内のカルシウムの吸収をよくする働きもあります。骨の弱い子供や高齢者のカルシウム不足にも梅干がよいわけです。




梅は酸性?アルカリ性?
 食生活はバランスが大切です。ビタミンやミネラルなどの栄養成分をとるばかりでなく、酸性食品とアルカリ性食品の割合に気を配る必要があります。

現代は西洋化した食生活や、インスタント食品、加工食品の多様化によって昔に比べて酸性食品が多くなっています。酸性食品は米やパン、肉、魚など私たちが日常口にしやすい高カロリーの食品がほとんどです。

逆に、アルカリ性食品は野菜や海藻など調理を必要とする食品が占めています。急速化、簡素化している食生活が酸性食品を増やしているようです。


 人間が健康でいる為には体液(血液や細胞液)が弱アルカリ性に保たれている必要があります。体液が酸化すると血が黒く濁り、排泄障害、内臓機能の低下、慢性病などになりがちです。体の為にはアルカリ性食品を食べて、酸性を中和させる必要があります。梅干は、すっぱいので酸性と思われがちですが、れっきとしたアルカリ性食品です。



牛肉をアルカリ性食品で中和するには
 人間の正常な状態の体液は、ペーハー7.4くらいの弱アルカリ性です。前述したように酸性食品に偏った現代人の食生活は腎臓の機能を低下させ慢性病につながる危険性があります。

酸性化を防ぐ為にはアルカリ食品で中和させなければなりません。

たとえば酸性の強い牛肉を100g食べるとアルカリ性のきゅうりは900g必要です。

ところが梅干ならばたった5gの量で中和してくれるのです。まさに「健康は1日1粒の梅干から」といえそうです。


※上記文章は、南部川村うめ振興館常設展示図録を参考及び引用させていただきました。

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