◆森ヶ谷(もりがたに/モリガタン)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「徳山」(昭和21.11)を使用したものである
所在:周南市須々万奥(すすまおく) 地形図:須々万本郷/徳山 形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約340m
訪問:2019年8月
大字須々万奥の北部、錦(にしき)川左岸の斜面にある。
市史には菅野(すがの)ダムの建設とそれに伴い無住・過疎となった集落(※)の記述があるが、当地には触れられておらず、ダム建設以前に無住になったか、そもそも当地に継続的な居住者はなかったものと思われる。
時間の都合により未訪問。読みは聞き取りおよび「角川」の小字一覧による。
資料『須々万村風土誌』によると、当地には河内大明神があったよう。また地名の由来は「先年より谷に大きなる森御座候故森谷と申伝候とあり」(「由来書」より)。
ダム湖周辺の集落群は2017年に訪問したが、当地を訪れたのは2019年。
現地では谷に沿って石垣もまばらな段々になった農地跡が見られたものの、建物の跡や神社の跡は確認できなかった。
※ 須々万奥地内の観音平・唐櫃・神主・奥光(おくみつ)・平瀬・鳴・渡瀬・下古津が挙げられている
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