◆平瀬(ひらぜ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「徳山」(昭和21.11)を使用したものである
所在:周南市須々万奥(すすまおく)
地形図:菅野湖/徳山
形態:山中に家屋が集まる
標高:約420m
訪問:2017年8月
大字須々万奥の北部、錦(にしき)川左岸側の山中にある。
市史には「錦川沿いの観音平・唐櫃・神主・奥光(おくみつ)・平瀬・鳴・渡瀬・下古津の諸集落は、菅野ダム建設によってほとんどが水没し、観音平・奥光に一二戸を残すのみで、他はすべて住居を移転した」とあり、菅野(すがの)ダムの建設後に離村したことが窺える。
訪問は県道41号線より。最近の地形図で記されている破線の道はかつての車道で、集落まで迷わず到達できる。ただし登り口から数百メートルは荒廃が進み、進入はやや困難。現地では3箇所ほどの屋敷跡が見られた。
なお読みは聞き取りおよび「角川」の小字一覧による。
渡瀬から車道を登り、上部からの訪問(500.3mの三角点付近から破線の道を下る)が容易か。
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