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木酢液とは

木酢液(もくさくえき)とは   

1.木酢液とは?  炭を焼くと煙がでます。この煙をパイプに通すと、外気温との差で水滴になってポタポタ落ちてきます。これが「木酢液」です。
 木酢液は、木材が熱で分解されたものです。採取当初は、ビールのような色をしています。6ヶ月程度寝かせると紅茶のような色になります。20パーセントくらいが有機化合物で、残りが水分です。独特の焦げ臭さがあります。

 含まれている有機化合物は、200種類にも及びますが、主成分は、酢酸です。ここから木酢液と呼ばれるようになりました。

 木酢液は、その抽出条件により品質がかなり変化します。メーカーによっては、バラバラの品質で出荷しているところもありますので、商品を選ぶ際には注意を要します。特に、お風呂や水虫など、人の体に直接使用する場合には、成分検査をしている精製木酢液を選ぶことをお奨めします。
2.田中商店の精製木酢液ができるまで

(1)採取 紀州備長炭の職人さん5〜6人から木酢液の原液を集めます。紀州備長炭は、原木を窯に入れてから12〜13日程度で焼き上がりますが、木酢液は、紀州備長炭を焼き始めてから7〜10日目くらいの間に採取します。

 採取の方法は、備長窯の煙突にバイパスのような形でステンレスの筒を通します。筒を通る煙は、冷やされて液体になります。この液体を集めたものが粗木酢液です。
(2)精製 粗木酢液をタンクに移し半年から1年掛けて精製していきます。タンクの底からは、気泡がでるようにしてあり、その気泡の力でゆっくりとかくはんします。

 かくはんを進めていくとタンクの上部には、軽油分が、底の部分にはタール分が綺麗に分離されてきます。中心の綺麗な木酢液の部分だけを隣のタンクに移し替え、同じことを数回繰り返します。精製の最終工程では、紀州備長炭をタンク内の下部に敷き、タール分を吸着させています。(このタールをたっぷりと含んだ備長炭がご入用のお客様はお問い合わせください。)

 綺麗な茶褐色になった木酢液を最後にカートリッジフイルター(結構値段が高いんです)に通して精製木酢液の完成となります。職人さん直売の木酢液では、ここまで精製度をあげることはできません。





















3.木酢液を小売店等で購入されるときの目安は?


 
(1)原料が明記されているか。原料に建築廃材を使用していると有害物質が発生する可能性が高くなります。また、原料に楠などが使われていると毒性の物質が発生します。

 
(2)木酢液採取時の煙の温度管理がされているか。特に煙の温度が425℃以上までも採取を続けると人体に有害な3.4ベンツピレンが検出されるので要注意である。

 
(3)ほんまもんかどうか 最近、ホームセンターなどで1リットル300円〜400円程度で販売されている物もありますが、そのほとんどが水等で薄められたものです。水等で薄められているかどうかは、使用時の希釈倍数が目安になります。

 例えば、農業用に使う場合、薄めていないものは、300倍から1000倍に水で薄めて使用します。それが、最初から薄めているものは、30倍から100倍に薄めてくださいとか、桁が1つ違います。お風呂用等も同じです。お風呂に入れる量の桁が1つ違う場合が多いです。

 木酢液には、最近いろいろな働きがあることが判ってきました。主なものは(1)動物や虫除け。(2)生ゴミのにおい消し。(3)カビなどの微生物を防ぐ。です。よくアトピー等に効いたという話がありますが、木酢液は、まだまだ、未知の部分も多く、有効性については今後の研究待ちです。

2.実際の利用法  

(1)動物・虫除け   10日に1度程度、原液を2〜3倍に薄めて家のまわりに散布してください。イヌ・ネコ・ヘビ・ムカデ等が寄り付かなくなります。

(2)生ゴミのにおい消し  原液を霧状にして吹きつけるだけです。スプレータイプを購入すると便利です。

(3)入浴剤として   最近、特に女性の方がお使いになるケースが増えています。ぬるめのお湯に木酢液を入れて時間をかけて入浴することにより、カサカサのお肌がしっとりします。独特の燻臭がありますが、慣れると、その臭いもまた、気持ちを落ち着かせてくれます。木酢液のお風呂に入ると湯上り時のポカポカ感が持続します。温泉とおなじです。

 また、汗をかいた後に木酢液のお風呂に入ると体臭を抑えることができます。夏場、力仕事をされる人にはピッタリです。男性用の制汗剤も市販されていますが、木酢液は、お風呂に入れるだけで体臭を消す作用が働きます。

たいていの方は、数ヶ月間使い続けることにより、効果が増します。木酢液は、独特の燻製のような臭い(木酢液は、食品添加物の薫液として登録されています)がします。まずは、1人槽ならキャップ1杯程度の少量から試してください。好きな方は、100ml程度入れられる方もいます。

この他にも植物に与えると成長に良い影響がでます。(植物の種類にもより300〜500倍程度に薄めて使用します。やりすぎると枯れる場合もあるので注意。)また、水虫やアトピーには、あくまでも民間療法としてお使いください。木酢液は、医薬品ではありません。

3.田中商店精製木酢液

(1)原材料  ウバメガシ・アラカシ等天然広葉樹に限定。(ほとんどがウバメガシです。)

(2)採取法  紀州備長炭製炭時の排煙口温度が82から135度内からでてくる煙から採取。

(3)品 質  色調 透明感のある淡褐色。PH2.0〜2.5。比重1.015〜1.035(気温20度)。水分89%。