◇東平(とうなる)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「新居濱」(昭和23.4)を使用したものである
かつての別子(べっし)銅山就労者の集落および事業所の総称。東平・一本松・尾端・唐谷・喜三谷・呉木・辷坂・第三・柳谷といった地区名が見られる。
明治35年東平に通洞と選鉱場が完成し集落が発生。大正5年には採鉱本部も旧別子の東延(とうえん)から当地区の第三に移転した(昭和3年東平に移転、同5年端出場(はでば)に移転)。同36年49戸。同39年私立住友東平尋常高等小学校が発足。大正5年691戸2,000人余。昭和3年308戸、同5年260戸、同25年204戸。同43年東平坑休止とともに、東平も無人になった。現在は東平・第三を中心に整備され、観光地となっている。
|