◆戸渡(とど)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「小千谷」(昭和23.6)を使用したものである
所在:十日町市東下組(ひがししもぐみ)
地形図:岩沢/小千谷
形態:山中に家屋が集まる
標高:約250m
訪問:2016年11月
大字東下組の南西部にある。
集落内は広く水田が耕作されており、たいへん明るく開けている。往時からの家屋が残る宅地が見られるが、他にも3箇所ほど宅地跡らしい敷地が確認できる。神社は十二神社(写真4)。「齋 奇磐間戸大神」「齋 豊磐間戸大神」と書かれた札が掲げられているが、これらは当神社の祭神であるよう。集落背後の道は上組(かみぐみ)方面・上新田(かみしんでん)方面への三叉路まで丁寧に手入れされ、高みからは当地をはじめ東下組の集落群を望むことができる。
市史では、美女木・笠置(かさぎ)・入山・稲子平(いなごだいら)・高場・柴倉とともに無住となったことが記されている。また「角川」の東下組の項には「昭和56年12月から廃村になった」とある。
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