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一口に梅と言っても様々な種類があります。
当然「南高梅」が最高峰!
  
学名:Prunus mume Sieb. et Zucc.
和名:ウメ(梅)
分類:バラ科、サクラ亜科、サクラ属、スモモ亜属に属する落葉高木
原産:中国中部原産
  
遣唐使、あるいはそれ以前に中国より薬用として持ち帰られたとの説もあるが詳細は不明、九州大分で野生化した梅があります。
  
梅が薬用として用いられていたころ、その薬を「烏梅」(ウメ)と呼ばれていた または梅の中国読みが「umei」であったからなど諸説があります。
  

は人間の体の中で直接、血や肉となるものではありませんが、体の基幹部分すべてにエネルギーを与え健康にしてくれるものです。高齢化が急ピッチで進んでいる今の時代に梅は、健康管理に利用したい栄養食品です。その優れた栄養を持つ梅パワーについて、科学的なデータに基づいて解説します。

人間の体を形作っている骨格、組織液、歯、血液の中にはカルシウム、燐、水、鉄分などといった鉱物性の栄養素が含まれています。ミネラルと呼ばれるこの栄養素が不足すると、人間の体はバランスを崩し、色々な病気を引き起こします。

にはそのミネラルが豊富に含まれています。例えば、リンゴに比べて梅の実に含まれるカルシウムは4倍、鉄は6倍、マグネシウムや亜鉛も梅の方が多いのです。また唾液は食べ物の消化を助けます。色々な食べ物の中でも梅干は唾液を出させる効果が高い食品で、梅干しを食べた時の唾液の量はレモンの倍近くまであります。この唾液が実は重要な役目を持っているのです。

干を食べた時に出る唾液に含まれる酵素としてアミラーゼとカタラーゼの2つがあります。アミラーゼは消化酵素の一種で、エネルギー源となるご飯やパンなどに含まれるでんぷんの消化を助ける重要な役目をします。またカタラーゼは過酸化水素を水と酸素に分解する触媒の酵素です。私達の体内で生じる活性酸素の毒性をおさえる働きをしてくれます。この活性酸素は細菌を退治してくれる反面、多くなりすぎると体内の細胞を攻撃してしまうという欠点もあります。この欠点によって動物や人間にとって必要なはずの酸素が癌や心臓病、老化の原因となることもあるのです。しかし、この活性酸素の欠点をおさえるカタラーゼを出す梅干しは適切な抗酸化食品といえます。

こでクエン酸の働きについて! おにぎりに梅干しを入れたり、日の丸弁当にすると腐りにくいことはよく知られています。梅干しに含まれるクエン酸やベンズアルデヒトに微生物の繁殖をおさえる効果があるからで、お腹の中で胆汁の働きを活発にさせて、腸炎ビブリオ菌という食中毒の原因になる菌を退治します。梅干しがすっぱいのはクエン酸によるものです。

エン酸は、体内でエネルギー源を燃やしてエネルギーにするというこのサイクルの働きを活発にし、疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぎます。疲労回復に効果的なクエン酸は、体内のカルシウムの吸収を良くする働きもあります。骨の弱い子供や高齢者のカルシウム不足にも梅干しがよいわけです。食生活はバランスが大切です。ビタミンやミネラルなどの栄養素成分を取るばかりではなく、酸性食品とアルカリ性食品の割合に気を配る必要があります。現代は西洋化した食生活により酸性食品が多いようです。

間が健康でいるためには体液(血液や細胞液)が弱アルカリ性に保たれている必要があります。体液が酸性化すると血が黒く濁り、排泄障害、内臓機能の低下、慢性病などになりがちです。体のためにはアルカリ性食品を食べて酸性を中和させる必要があります。梅干しは酸っぱいので酸性と想像されがちですが、れっきとしたアルカリ性食品です。人間の正常な状態の体液は、ペーハー7.4位の弱アルカリ性です。

性食品に偏った現代人の食生活は腎臓の機能を低下させ慢性病につながる危険性があります。酸性化を防ぐためにはアルカリ性食品で中和させなければなりません。例えば酸性の強い牛肉を100グラム食べると、中和するためにアルカリ性のキュウリは900グラム必要です。ところが梅干しならばたった5グラムの量で中和してくれるのです。まさに「健康は一日一粒の梅干しから!」といえますよね。

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