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◆黒川(くろかわ



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「網野」(昭和24.5)を使用したものである

在:京丹後市弥栄町須川(やさかちょうすがわ)
地形図:丹後平/網野
異表記:鉄谷(後述)
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
離村の背景:最終は豪雪
標高:約400m?(資料より)
訪問:2010年8月

 

 町の西部にある。出合より住山方面に向かった谷の上流。古い地図に地名の記載はないが、それらしい場所には建物が見られる(ただし標高350m付近)。
 出合を過ぎると道が不明瞭になるが、本来の建物の記載された場所より手前のやや開けた場所(谷沿い、標高約310m)で、壜や瀬戸物、何かの機械などが散乱している平地を確認(写真1)。屋敷跡であってもおかしくはないが、確信は持てない。その後建物が記載されている場所、さらには茶園平家へ向かおうとしたが、雨上がり・深い草藪・道が不明瞭といったことで訪問を断念。
 訪問後須川で伺った話では、最後の1軒は谷口(たにぐち)家。岩滝町に転出したそう。
 資料『ふるさと野間』によると、離村まで電灯が灯ることはなかったという。

 後日、あるサイトで熊谷住山などと同様の「黒川一戸」と刻まれた石碑があることを知る。

 論文「丹後地方における廃村の多発現象と立地環境との関係」によると、明治初期2戸、昭和27年1戸、昭和40年に無人化。須川の端郷。集落名は「鉄谷」とし、「黒川の呼称あり」とある。ただし地元では鉄谷という呼称の存在は判然としなかった。

 


写真1 何かの跡

写真2 写真1にて

写真3 写真1にて

 

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