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◆下小屋(しもごや)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「下梨」(昭和32.8)を使用したものである

所在:南砺市刀利(とうり)
地形図:西赤尾/下梨
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約540m
訪問:2011年6月

 

 大字刀利の南部、小矢部川左岸にある
 村史によると、刀利ダム建設による下刀利上刀利滝谷の消滅が離村のきっかけとなったとのこと。解村式は昭和41年10月28日。神明社において挙行された。当時6戸36人。移住先は町内3戸・石川県金沢市3戸。また同年11月7日、太美山(ふとみやま)小学校下小屋分校の閉校式。
 現地へは刀利方面から県道54号が延びているが、訪問時は中河内を過ぎてしばらくすると通行は困難となっていた。現地は灌木や草、一部はスギなどに覆われ、集落跡であることを物語るものは少ない。集落の西側、山寄りの場所で分校跡の碑を確認。
同じ敷地内に雨量計がある(写真1)。なお刀利の水没3集落と滝谷および臼中にも同様の碑があるが、下小屋のもののみ住民の名が刻まれている。これによると宇野3・倉田・谷口・姫川・山村各1の7軒。山側の平坦地では、屋敷跡と思われる平地もいくらか確認できる。川沿いの低い平地は農地跡だろう。

 


写真1 分校跡

写真2 屋敷跡

写真3 屋敷跡

 

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