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◆小沢平(こぞうだいら)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「檜枝岐」(昭和44.3)を使用したものである

所在:檜枝岐村字燧ケ岳(大字なし)
地形図:会津駒ヶ岳/檜枝岐
形態:川沿いの平坦地に家屋が集まる
標高:約940m
訪問:2023年6月

 

 村の西部、只見(ただみ)川右岸にある。戦後の開拓集落。
 村史によると、小沢平開墾地は昭和20年営林署より土地の貸し付けを受け、昭和21年より入植開拓事業が開始されたとのこと。入植者は星・橘・星・星・平野・星・星・星・安達・平野・平野・星・星・星・星の各氏。開拓面積は50.6ha。未開の肥沃な原野で開墾に適し、
赤岩平砂子平駄尾沢とともに選定された。
 昭和28年10月、檜枝岐小学校大杉分校の校舎が完成。小沢平・
砂子平が校区(※)
 昭和33年8月25日、檜枝岐本村の鎮守を分祀し集落の鎮守社が祀られた。
 昭和37年10月末、村道小沢砂子幹線道路完成。
 昭和40年、御池小沢線着工。昭和45年完成予定で、檜枝岐本村と開拓地まで道路で結ばれることとなる(七入‐御池間は昭和38年9月に開通している)。

※ HEYANEKO氏によると、昭和48年閉校

 現在も手入れが行き届いた広い畑があり、またこれとは別に滞在者が簡素な家屋を建てごく小規模ながら畑を耕作している。集落内にはバス停があるが、6月1日から10月15日までの運行となっている(終点は尾瀬口船着場)。諸情報ではこの向かいにに山荘(閉業)があったようだが、既に撤去されている(写真5)。学校跡は先の広い畑の脇にあり、跡地を示す標柱が建つため分かりやすい(写真8)。最近の地形図では神社も記されているが、国道からの参道も分からなくなっており特定はやや困難。社殿は既に残っていない(写真11)。
 なお読みは資料『檜枝岐の暮らしと地名』より。

 


写真1 集落風景

写真2 バス停

写真3 畑

写真4 家屋

写真5 山荘跡

写真6 国道の標識と地名表示


写真7 畑。遠方は燧(ひうち)ヶ岳


写真8 学校跡

写真9 神社参道

写真10 参道脇の石造物

写真11 神社跡

 

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