平成19年10月6、7日に囲炉裏の里の大平宿(おおだいらじゅく)へ行ってきました。 |
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大平宿は、長野県飯田市から車で30分程の山奥にある昭和45年に廃村になったところです。10数件の古民家が残っており、現在は、飯田市の人々が守っています。1人1泊2300円程で古民家を使わせていただくことができます。
6日の午後15時頃に事務局のある飯田市内のアルススポーツ店へカギを借りに行きました。アルススポーツでは、囲炉裏用の薪も用意をしてくれており、1束500円でした。
秋が来たところでしたが、夜は、冷え込むということで薪は4束を貰っていきました。飯田市の人たちはみなさん親切でした。 |
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15時半に大平宿へ到着。駐車場へ車を止めて十数件ある古民家の中から宿泊予定の「からまつ屋」を探して、荷物を運び込みました。「からまつ屋」は、駐車場から近いので荷物を運び込むのが便利でした。離れた古民家へ宿泊予定の人たちが、荷物を運ぶためにリヤカーを借りに私たちのところへやってきたりしました。
到着後は、すぐに掃除を始めました。床を拭き、お風呂を洗いました。時間もなかったので、とりあえずは自分たちの使うところだけ掃除をしました。 |
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掃除の後は、薪に火を着けて、囲炉裏に火を入れ、風呂を沸かし、ご飯も炊きました。鍋ではブタ汁を煮て、紀州備長炭も熾して鮎と鶏肉も焼きました。
食事と風呂の段取りに2人で2時間程掛かりました。昔の人は、毎日毎日、これの繰り返しだったのかと思うと苦労が偲ばれます。これに、まだ、洗濯もあったんだなぁと思いました。 |
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19時から食事をしました。
薪で炊いたご飯は、釜の底にうっすらとおこげが着いていて最高に美味しかったです。
20時頃になっても他の古民家へ宿泊するために到着する人たちが、からまつ屋の前に置いているリヤカーを借りにきました。今から用意を始めると、食事の用意やお風呂は、いったいいつになるんだろうと思いました。
お風呂は、薪で沸かしましたが、五右衛門風呂ではなくて綺麗なホーローのバスタブでした。
夜は、22時に就寝したので薪は2束半しか使いませんでしたが、夜遅くまで飲む場合は、薪は、翌朝の分とあわせて4束程は必要でした。また、焼き物をする場合は、煙の出ない紀州備長炭は便利でした。 |
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早朝の大平宿の古民家。すこし朝もやが掛かっていて、なんともいえない気持ちのいい朝でした。村の中を流れている小川で顔を洗いました。 |
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ドラマのトリックにもでてきそうな古い神社もありました。朝の散歩で1時間程かけて大平宿をひとまわりしました。
散歩をしていると、他で泊まっていた人たちにも出会いました。自然と「おはようございます」という声が出ました。 |