囲炉裏と火鉢の道具1

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和歌山県田辺市
新万17-18

TEL 0739-23-3252

紀州熊野檜について

囲炉裏と火鉢の道具・高野山4
紀州熊野檜について

 檜(ひのき)は、日本特産の木で福島県から屋久島にかけて分布しています。スギと比べて成長が遅い分、緻密で香りがよく、防虫効果が高い。建築材料としては最良の木です。檜(桧)のいわれは古代に火を熾す木(火の木)からきています。

 檜は、木曽、尾鷲、紀州、高知などが主な産地となっています。当店の取り扱っている紀州檜は、粘りが強く、住宅や木工品に適しております。

 和歌山県は、昔から紀州や紀の国と呼ばれてきましたが、木の国と書くこともございます。それだけ山々が深く、住民は山の木を大切に育ててきたことにもよります。


 戦後、和歌山県では、たくさんの檜やスギが植林されてきました。良質な木が育つように高野山を始めとする和歌山県内数箇所の上質な檜の林を母樹林として、そこに育っている檜の種から育てた苗木を植林していきました。

 現在では、母樹より種を採ることはなくなり世代交代しています。現在でも植林をする場合には、指定された母樹の子孫の苗木が植えられています。このようにして紀州檜の品質は守られています。


高野山特別母樹林について

 弘法大師が開山(およそ1200年前の西暦820年頃)した当初の高野山は、現存する摩尼山付近の天然林あるいは女人堂付近の学術参考保護林に見られるような天然林の様相を呈していたと考えられている。

 開山後、高野山の山林は金剛峯寺の寺領として経営され、経済林の積極的な育成が図られてきたが、一方では高野六木(スギ、ヒノキ、コウヤマキ、モミ、ツガ、アカマツ)の保護育成に見られるように、天然スギや天然ヒノキ等の保存にもつとめ今日の特別母樹林に至っている。

 記録によると、高野山の植栽は今から984年前、平安時代中期の長和年間(1012年)に始まり、植栽樹種は高野六木が用いられたとある。

 こうした積極的な山林経営の目的は、当時交通不便なこの地においてあまたの堂塔伽藍の建造営繕に要する木材の供給と10,000haともいわれた広大な寺領山林をその経済基盤として育成することにあった。

指定番号    特45−49
指定年月日   昭和46年3月30日
採種・採穂の別 採種
樹  種    ヒノキ
樹  齢    200〜300年
本  数    1,598本
面  積    29.94ha

上記、母樹林については、和歌山県林業センターの資料を参考にしました。
高野山にある紀州檜の特別母樹林です。
囲炉裏と火鉢の道具・高野山1
樹齢200〜300年の紀州檜です。この木々たちの子孫が和歌山県内各地に植えられています。
現在、檜は長くても100年程度で伐採されます。
囲炉裏と火鉢の道具・高野山2
これほど立派な檜の林は、特別母樹林以外では、そうありません。
囲炉裏と火鉢の道具・高野山3

母樹林では、木々に識別番号があり大切に保護されています。