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2 自己紹介

 

ブロンコ
静岡・本川根町【現・川根本町】にて(2020年11月)

≪ハンドルネーム≫

 「村影 弥太郎(むらかげ・やたろう)」。「村影」・「弥太郎」はともに集落名から。姓は音の響きからなんとなく。名は名前っぽかったので。

 

≪生年月日≫

 1978(昭和53)年7月27日。特に目立った出来事はありません。

 

≪人物像≫

 変わり者。何事においても器用なほうではない。集団行動は苦手です。

 

≪趣味・特技・資格≫

 趣味は無住および過疎となった集落や、地図で気になった僻地の探訪。
 普通自動車免許・二輪免許のほか、「宝の持ち腐れ」とも言える資格をいくらか持っています。

 

≪居住地≫

 現在は和歌山県田辺市(旧中辺路町域)。永らく神奈川県相模原市(旧相模原市域)に住んでいましたが、転職を機に現在地に転居。世界遺産・熊野古道を有する地で、休日は観光客で賑わいます。
 なお物心つく前は東京都町田市に、学生時代の4年間は埼玉県与野市【現・さいたま市中央区】に住んでいました。旧与野市・
隣接する旧浦和市は、駅名のすべてに「与野」「浦和」が付くという 郷土愛溢れる(?)地域です。

 

≪集落巡りスタイル≫

 バイクや軽トラ(のち軽バン)で行ってテント泊・車中泊が基本。山林や廃屋・墓地の近くでもそれほど気になりませんが、水の音が聞こえる場所はどうも苦手です。
 この趣味を始めたころは、電車・バス・徒歩で巡っていましたが、交通機関は時間に縛られるうえ、徒歩で回れる距離もさすがに限界があります(それなりの味わいがありましたが)。その後二輪免許を取得、バイクに乗るようになってからは効率が格段に良くなりました。
 訪問する集落は、主に「古い地形図(終戦〜昭和30年代前半)と最近の地形図を見比べ、消滅した地名を調べる」という方法で探し出しています。現在の地図にも地名が残っている場合は、見落としてしまうこともしばしば。神奈川に住んでいたころは国会図書館に通い、住宅地図など他の資料も活用できたのですが…。

 

≪旅のお供≫

特に思い入れのあるものを紹介。


★ヤマハ ブロンコ(YAMAHA BRONCO)

ブロンコ
長崎・小値賀町にて(2015年5月)

 バイク。現在廃盤。神奈川にいたころ中古で購入(20万円弱)。セローとどちらにしようか迷ったのですが、外見が気に入ったのでこちらにしました。
 前の所有者が大事に使っていたらしく、走行距離のわりに車体はとてもきれいでした。しかし私が買って以来、長距離・長時間にわたる乗車、度重なるオフロードでの使用、転倒など酷使が災いし、傷・へこみ・部品の変形などで既にボロボロになってしまいました。しかし二輪車は渋滞や障害物をすり抜けられたり、少ないスペースで駐車できたり、燃費が良かったり等、旅先では強い味方です。


★ホンダ アクティ(HONDA ACTY)

アクティ
奈良・十津川村にて(2008年12月)

 軽トラ。仕事のため購入することに。中古で運良く安いものが見つかりました(約8万円)。おんぼろですが、よく動きます。冬期・梅雨時等の旅の強い味方。
 
故障や不具合、そして修理のいたちごっこで埒が明かなくなり、2013年3月末ついに廃車。北は稚内から南は屋久島・種子島まで、満身創痍ながらよく頑張ってくれました。


★スバル サンバー(SUBARU Sambar)


新潟・湯之谷村【現・魚沼市】にて(2016年11月)

 軽のバン。2013年3月末からの新しい相棒です。前回よりも幾分値が張りましたが(約22万円)、車中泊はすこぶる快適です
 2019年3月廃車。かねてより調子は良くなかったのですが、1月の旅を終えたのを境に急激にエンジンが弱り始めました。これも車が最後の頑張りを見せてくれたのだろうと納得し、車検切れ間際で買い替えを決意。傷やへこみ、腐蝕など、晩年はもはや
「走る屑鉄」のような様相でしたが、全国各地で様々な思い出を作ってくれました


★スバル サンバー(2台目)


山口・錦町【現・岩国市】にて(2019年8月)

 2019年3月末からの新しい相棒。利便性と愛着から、前回に引き続き同じ車種を購入しました。相変わらず懐が寂しい私には大きな出費でしたが(約46万円)、快適な乗り心地に今後もより楽しい旅ができそうな予感がします


★オーパス ストラト(OPUS Strat)


栃木・藤岡町【現・栃木市】にて(2014年3月)

 マウンテンバイク。四輪車での旅の際、現地での機動力を確保するべく2014年3月購入(約4万円)


★ニコン F80
★ニコン AFズーム ニッコール(28-105o f/3.5-4.5D IF)

 フィルムカメラとレンズ。学生時代最後の年、こつこつ貯めたお金の多くを費やし購入。初めはいろいろなものを撮っていましたが、後にほぼ集落旅行の記録専用となりました。
 2013年6月、カメラは不意のアクシデントにより破損。使い慣れたカメラに愛着があったため、同年の秋に中古で同じものを購入しました。
 2015年5月、今度はレンズが故障。
フィルムカメラへの愛着と今後かかる費用を天秤にかけ、よくよく考えた末にデジカメに買い換えることにしました。なんとなく一眼レフに憧れ、なけなしの金で購入してから15年。思えば様々な記録を撮り続けてきたものです。


★ニコン D5550
★ニコン AF-S DX ニッコール(16-85o f/3.5-5.6G ED VR)

 デジタルカメラとレンズ。それまで所有していたフィルムカメラとレンズが相次いで壊れてしまったため、ついに時代の流れに屈し2015年8月に購入。私が前のカメラを手に取ってから15年間、その間の進化は目覚ましく、備えられた機能は格段に向上しています(使いこなせるかどうかは別ですが…)。フィルムカメラに比べ多少のデメリットはありますが、それを補って余りあるほどのメリットで十分カバーしてくれます。集落旅行ならではの利点は、地元の方と話をする際に映像を見ながら説明が聞けるといったところでしょう。
 2022年8月、撮影中に液晶ディスプレイが表示されなくなり帰宅後に修理に出すことに。しかし内部腐蝕が広範囲に亘っていたとのことで、修理不能で返ってきてしまいました。その後中古で同じ機種を購入。現在のものは2台目です。


★カシオ プロトレック(PROTREK)

 腕時計。2008年に購入。気温・気圧・高度が分かり、防水機能つき。集落に向かう直前に標高を合わせておけば、目的地の凡その位置が把握できるので重宝しています。
 2017年にバンドが根こそぎ折れてしまい、修理不能に。現在のものは2個目です。


★金剛杖

 2009年8月より持参(和歌山・高野町にて購入)。杖としてはもちろん、草やクモの巣を払ったり、草木の水滴を叩き落としたり、渡渉時に体を支えたり、動物を威嚇・牽制・攻撃したり(まだそのような状況になったことはありません…)、持ってみると出番は案外多いものです。私は忘れっぽいので、何度か置き忘れて取りに戻ったこともしばしばあります。棒なら何でもいいのかもしれませんが、杖に書かれた「同行二人」に一応の意味があります。
 その出で立ちが話題に上ることもさることながら、旅先ではしばしばその恩恵に与ることがあります。
 2014年5月の旅の際、不注意により木目に沿って深く裂けてしまいました。その後も接着剤で止めるなどしてなんとか使い続けましたが、裂け口に草木などが挟まりかえって歩行の差し支えとなってしまうため、翌年になり再び購入。現在のものは2本目です。


★ウォークマン

 言わずと知れた携帯型オーディオプレイヤー。2009年12月よりCDプレイヤーに代えて持参。以前より場所もとらず聴ける曲も増えました。
 2020年5月、仕事中に動物を助けたことが遠因となり、滲水で故障。現在のものは2台目です。

 

≪私と無人集落≫

 

倉沢
倉沢にて


 私が無人集落に興味を持ったきっかけは、休日に郊外をぶらぶらしていて偶然藪の中で廃屋を見つけたことでした。20代前半、最初の就職先で気分が塞いでいたころのことです。この時は1軒の廃屋に興味を引かれたに過ぎませんでしたが、家屋や設備などが当時のまま残る様子に、懐かしさに似た不思議な感じを覚えました。そしてかつての人の暮らしが自然に呑み込まれている様子に、なんともいえない寂しさを感じました。その一角に佇んでいると、まるで時が止まったかのような錯覚に陥ります。しかし「廃墟」には付き物のように言われる「恐怖心」は全く感じませんでした。

 その後しばらくして、あるテレビ番組で東京・奥多摩町の倉沢取材が放送されていました。興味を引かれ実際に訪れましたが、予想以上の規模と独特の雰囲気に、感情の昂りが抑えられませんでした。同時に、「人が住まなくなった集落」という存在に魅了されてしまったのです。
 倉沢の訪問を皮切りに奥多摩・秩父・甲信へと足を延ばす範囲が広がり、やがて全国津々浦々の無人集落・集落跡を訪ねてみたいと思うようになりました。

 余談ですが中学時代の私は、休日になるといつも自転車で市内(旧相模原市域)を走り回っていました。市内に100本ある「地名保存標柱」を探し回ったり、市内にある橋の名称を調べたり、市の境界を踏破してみたり等々。特に目的がなくてもふらふらと出かけ、市内での新たな発見を楽しんでいました。思えばこの頃の探究心と少しばかりの放浪癖(?)が、今のこの趣味につながっているのかもしれません。

 



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