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◆常灯畑(じょうとうばた)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「鹿野」(昭和22.2)を使用したものである

所在:岩国市美川町根笠(みかわまちねかさ)
地形図:周防須万/鹿野
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約390m
訪問:2017年8月

 

 大字根笠の北部、根笠川(錦(にしき)川支流)の支流沿いにある。岩屋のさらに谷奥で、鹿場谷とは尾根を挟んで隣接。
 現在は集落まで鋪装道路(常灯畑線林道)が通じ、車輌での訪問が容易。現地では管理家屋と廃屋が1軒ずつ残る。奥の家付近にはかつて寺院があったようで、その来歴を記す「浄土真宗本願寺派 隆興山真光寺 創設の地」と題した石碑が建てられている(平成18年、第14世住職および門徒一同による。写真5)。以下はその碑文。


 真光寺は一五五六年(弘治二年)に天台宗として当地(岩国市美川町常灯畑)に創設され、一六四五年(寛永二一年)に浄土真宗として現住所(周南市須万)に移転されました。開基四五〇年にあたり、ここに碑を建立します。


 家屋の表札より、少なくとも1軒は蕗井家であったことが分かる。また町史の戦歿者芳名録より、他に蕗・藤井・石見といった家があったよう。
 町史によると、昭和43年7戸13人、平成元年1戸2人。

 


(写真1 常灯畑林道始点〔
岩屋にて〕)

写真2 集落風景

写真3 廃屋


写真4 家屋


写真5 碑

写真6 農地跡

 

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