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◆広尾坂(ひろおざか)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「釋迦ガ嶽」(昭和29.3)を使用したものである

所在:十津川村湯之原(ゆのはら)
地形図:風屋/釈迦ヶ岳
異表記:広尾阪(旧版地形図)
形態:稜線上に家屋が少数集まる
標高:約500m?
訪問:2013年12月・2015年5月

 

 大字湯之原の東部、池穴との境界となる稜線付近にある
 資料『十津川村の地理』によると、明治22年2戸。刊行時(昭和36年)には既に無住であったよう。また『十津川の地理』によると、離村時期は明治40年頃で当時の戸数は2戸とのこと。
 手持ちの古い地図では往時の家屋の位置は判然としないが、湯之原に属しているようで尾根筋よりも東側であると思われる。稜線上の平坦地もしくは東向きの尾根上と考えるのが妥当か。
 
中原より稜線まで続く山道を登ってみたが、最近の地図で記されているものとは違うよう。とりあえず稜線上のどこかに到達したが、現在地の把握が曖昧であったことと日没に差し掛かっていたため、深入りせずに引き返した。

 2015年、小森(こもり)方面より旧国道を伝い改めて再訪し、前回引き返した地点まで到達。稜線の周囲を入念に踏査したが、西側(池穴側)ではこれといった痕跡は皆無。東側(湯之原側)は西側に比べ斜面が急であるが、稜線から少し下った所に、何か建物があったと見られる跡地(写真1)があり、穴や瀬戸物のかけらが見られる。農地らしい平坦地は周囲に見られないが、さらに下ればまた痕跡が見つかるのかもしれない。

 


写真1 何かの跡


写真2 稜線上の道(左)と穴(右)

写真3 三角点

写真4 写真3より北側の平坦地を望む

 

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