◆上閑蔵(かみかんぞう)
所在:川根本町千頭(せんず)
寸又(すまた)川の左岸、上閑蔵沢の北の斜面にある。 2020年、左岸林道より訪問。林道沿いにかつての林業の宿舎(写真2)が見られるが、この付近が集落跡。道上には石垣がまとまって見られ、屋敷跡が1箇所確認できた。尾根筋の林道沿いには「おばぎりぼつ」の看板(写真9)が立ち、この道下では何かの小屋が見られた(写真10)。さらに下って傾斜が緩やかな範囲を探索してみたが、特に何も見られなかった(写真11)。 なお町史には、「閑蔵の分校のそばに神社があり、大きな杉・檜があったのを覚えている」といった記述(尾崎出身者への聞き取り)や、「海抜約一二〇〇メートルの山間の地に、(略)分教場が建設され…」という記述があり、当地後方の尾根上に建設されたことが窺える。
2024年2月、閲覧者様より当地に関するメールをいただきました。
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写真1 集落遠景(写真中央付近) |
写真2 宿舎 |
写真3 農地跡 |
写真4 貯水設備(宿舎に水を供給するものか) |
写真5 屋敷跡 |
写真6 写真5の遺構 |
写真7 石垣 |
写真8 「おばぎりぼつ」付近の林道 |
写真9 「おばぎりぼつ」の看板 |
写真10 道下の小屋 |
写真11 緩やかな尾根の先端 |
写真12 尾根上で最初に見える石垣(以下尾根上の高所) |
写真13 写真12の平坦地 |
写真14 写真13の段差 |
写真15 遺構 |
写真16 石垣 |
写真17 何かの跡 |
写真18 写真17の遺構 |
写真19 神社拝殿跡? |
写真20 拝殿本殿間の石段? |
写真21 神社本殿跡? |
写真22 写真21近くの巨木 |
写真23 写真22根元の石仏。「貞享四夘年二月十一日 望月…」などとある |
写真24 何かの跡(以下上閑蔵沢付近) |
(写真25 上閑蔵沢橋) |
(写真26 写真25の親柱。「かみかんぞうさわはし」と見える) |
(写真27 閑蔵沢に架かる朝日(あさひ)橋。上閑蔵沢橋と連続する) |
(写真28 写真27そばの看板) |