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◆日向(ひなた)



※ 明色部
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「井川」(明治44.4)を使用したものである

在:川根本町千頭(せんず)
地形図:寸又峡温泉/井川
形態:尾根上の一軒家
標高:約1,010m
訪問:2020年11月

 

 町史に記載されている地名上日向から日向沢を挟んだ向かいの尾根沿いの地区と思われる。古い地図では3軒ほどの建物が見られる。
 林道(寸又(すまた)川左岸林道)は一般車輛通行止めで、時間の都合で断念(2007年)。
 町史によると、離村直前で大村家が1軒。千頭東(せんずひがし)に移転。

 2020年訪問。集落は寸又川左岸林道沿いだが、林道を巻き込む大規模な崩落が複数あり通行困難が予想されたため、右岸林道より千頭ダム・尾崎上日向を経由し左岸林道を下るというルートを取った。
 現地では道下に屋敷跡を1箇所確認。宅地の前を通る道は、大間(おおま)より通じる旧道か(写真8)。道上にも石垣が組まれているが、宅地ではなく農地跡であったよう。
 集落を見たのち日向沢まで足を延ばし、日向沢橋を確認した。


◆追記

 2024年2月、閲覧者様より当地に関するメールをいただきました。
 いただいた情報によると、昭和期に湯山ダム関係者の児童の増加があり、当地の屋敷を改装し分教場の新校舎が設けられたとのことです(営林署勤務・谷田部英雄氏の著書および温泉旅館翠紅苑初代オーナー・望月恒一氏の著書からの出典)。なお分教場は写真3の敷地内に所在していました(分教場の沿革については上閑蔵参照)。
 この場を借りてお礼申し上げます。

 


写真1 集落遠景(写真中央付近)


写真1 集落付近の林道


写真3 屋敷跡


写真4 屋敷跡登り口


写真5 写真3の遺構


写真6 写真3にて


写真7 同


写真8 
上日向方面へ向かう旧道?


写真9 道上の石垣(農地跡)


(写真10 日向沢と日向沢橋)


(写真11 埋没しかけた親柱の1基。「ひなたさわはし」と見える)


(写真12 日向沢付近、林道沿いの何かの跡)


(写真13 
上日向−日向間の日向林道。左岸林道より分岐する)

 

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