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◆本山(もとやま)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「満島」(昭和21.12)を使用したものである

所在:天龍村神原(かみはら)
地形図:三河大谷/満島
形態:沢沿いに家屋が少数集まる
標高:約900m
訪問:
2007年11月

 

 三ッ沢の南、虫(むし)川の上流にある。古い地図では3軒の建物が見られ、「製造所」の記号もある。またここから南に分岐する道があり、山を越え愛知県旧富山村の市原(いちはら)集落に至っている。
 集落へは三ッ沢
から
鍋割経由、虫川を下るルートと坂部(さかべ)集落から先途(せんど)集落を経て、虫川を遡るルートがある。今回は上流からのアクセスを試みた。地図の道と実際の道が違い、入り口がなかなか分からず苦しんだが、やがて川沿いの踏み跡までたどり着くことができた。川に沿ってしばらく下ると、比較的新しい廃屋(写真1 かつての住居と思われる)と、林業小屋のような建物(写真2)が1軒ずつ見られた。廃屋は、周囲の状況から比較して状態が良い。時々手入れがされているのだろうか。簡素な造りで、住宅というよりは仮住まいといった印象。いっぽう小屋の近くには小さな建物があり、風呂を焚く釜が残っていた。道沿いには小規模ながら農地の跡もある(写真5)。ほか集落の下流側には小さな祠?(写真6)があり、「昭和十年?十二月 原田清立」と彫られていた。なお建物が残る一画には植林がされていないので、多少は明るい印象がある。
 川に沿って下っているときは確信が持てなかったが、住居の戸に「本山行」と書かれていたためここが本山であると確信。ちょっと見た感じで、ここより下流には道らしいものが見当たらない。管理している人は、上流から訪れているのだろう。
 
峠山方の話によると、本山までは三ッ沢を経由し、人夫が物資を運んでいたという。住民の姓は不明だが、山林の所有者は原田姓とのこと。祠の内容と照らし合わせても、居住していたのは原田氏だったのだろうか。
 地名は、付近の山の名前より。

 


写真1 廃屋


写真2 「製造所」の記号があった場所か


写真3 写真2内部

写真4 写真2内部

写真5 道と農地跡(右)

写真6 祠?

 

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