◆滝沢(たきざわ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大町」(昭和24.11)を使用したものである
所在:小川村小根山(おねやま)
地形図:高府/大町
アクセント:タキザワ
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:約770m
訪問:2015年11月
土尻(どじり)川左岸支流沿い、鰐口の奥にある。
地元で炭焼きをしている方(中屋敷のページ参照)の話では、家は2軒。峰村(みねむら)姓。家どうしはやや離れており、尾根の裏と表にそれぞれあった。尾根上には二十三夜塔があるそう(話は2008年)。
2015年訪問。土尻川沿いの初引(はつひき)集落から鰐口を経由するルートが最も利用された道であったと思われるが、野田から峠越えをして当地を訪れた。古い地図にも野田と滝沢を結ぶ道が記されているが、現在は峠付近を除き道は消滅。
まず南側の屋敷跡を確認。北側へ向かって尾根を巻くと、道沿いには庚申塔と道祖神が置かれている(写真5)。帰路にこの尾根をもう少し調べるつもりであったが、別のルートで帰ってしまったため未確認。先述の二十三夜塔や墓地等がある可能性がある。続いて北側では半潰した家屋と峰村家の墓地が見られた(峯村表記のものもある)。確認できるものでは明治15年・大正13年・昭和8年と見える。
この後左岸側の稜線を越え岩内を訪問。894mの標高点付近も訪れてみたが、特に何かの痕跡は見つからなかった。
|