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◆柳沢(やなぎさわ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「白馬嶽」(昭和23.7)を使用したものである

所在:長野市鬼無里日影(ひかげ)
地形図:塩島/白馬岳
形態:山中の一軒家
標高:約1,100m
訪問:2025年11月

 

 柳(やなぎ)沢の上流、現在の「奥裾花温泉 鬼無里の湯」の奥にあり、ここの源泉がある。古い地図では建物が1箇所と温泉の記号がある。
 なお奥裾花温泉の源泉地が、長野市鬼無里日影11349番地14号。

 2025年訪問。国道沿いの温泉施設付近からおよそ1qほどは車道が通じているが、その上流はで往時の道はほぼ失われており谷を遡行することとなる。現地では槽状の設備(写真2)が置かれた平坦地があり、何かの建物があったと思われる。宅地としては狭く感じられ、後述の旅館や住居がどこにあったかは不明。なお設備には水が引かれ、パイプが下流まで延々と延びていることから、鉱泉に関連するものであるよう。
 白馬村との境界付近には柳沢峠があるが、これは未訪問。

 村史によると、硫黄質の鉱泉が湧出し、かつて鉱泉旅館が経営されたことがあるとのこと。明治5年0戸、大正3年1戸(1世帯3人)、昭和37年0戸。
 柳沢峠越えは安曇往来のひとつで、明治23年頃から6年を費やして開鑿した新しい道。田之頭(たのかしら)から分岐した道は峠に至り、2方向に分岐。一方は幸田(こうた)を経て白馬の中心部に至り、もう一方は
入ノ平二百地を経て塩島(しおじま)に至る。
 また資料『秘境の谷 鬼無里の自然』によると、柳沢峠越えの道は柄山峠越えが廃れたのちに利用が増し、特に明治以降から昭和初期までは善光寺や戸隠参詣の道としてもっとも利用されたとのこと。鉱泉では、農閑期を利用した近郷在住の湯治客で賑わったという。

 


写真1 建物記載付近?の平坦地

写真2 写真1にて。源泉?

写真3 柳沢峠への道

 

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