◆滝首(たきがしら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「野澤」(昭和24.12)を使用したものである
所在:阿賀町七名(ななめ)
地形図:安座/野沢
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約360m
訪問:2016年11月
大字七名の中部東寄りにある。
現在集落跡は「たきがしら湿原」として整備され、自然観察や散策が楽しめる憩いの場となっている。林道滝首線が通じており、車輌での訪問が容易(ただし1q以上手前に、開園時間に合わせ開閉されるゲートあり)。現地にある案内板の「たきがしら湿原の概要」によると、集落は昭和51年に全戸が集団移転したとのこと。放棄された水田跡を平成3年から5年にかけて整備し、現在のような人工の湿原になった。
宅地はほぼ整地されているため、その痕跡を確認することはできない。最近の地図でも墓地の記号が残されているが、既に移転しているようで僅かに墓石の一部を確認したのみ。地名は大尾不動滝(写真6)の上流部にあることに由来か。
「角川」によると、町内九島(くしま・くうじま)の七堀に集団移転したとのこと。七堀には町内東山(ひがしやま)の茗荷の住民も集団移転している。
なおHEYANEKO氏によると、当地には七名小学校滝首冬季分校があったとのこと(昭和47年閉校)。
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