◆南(みなみ)
所在:奥多摩町川野(かわの)
現在の大字川野の中部北寄り、多摩(たま)川右岸にある。対岸は旧河内村に所属していたいるま。小河内(おごうち)ダムの建設により全戸転出し、現在はその人造湖(奥多摩湖)に水没。 沢本(やしき)・沢本(東(いかけ)/東・いかけ)・原島(―/いどした)・岩井(―/いどした)・岡部・原島(たたみや/さあ(たたみや))・岡部・岡部(さあ)・原島(―/井戸上いんきょ)・吉野(井戸上)・岡部・岡部・河村(―/にいえ)・岡部(新家/にいえ)・大久保(寺坂)・河村(チヨウヤ/ちょうや)・田原(上西)・河村(大下)(※2)・河村(下西)・岡部(かじや)(※1)・沢本(井戸沢)・沢本(―/井戸沢)・河村(岩下/岩下)・原島(ごうでいろ)・船木(―/はずれ)・〔記載なし〕(かじや)(※3)・岡部〔計27戸〕 ほか集落内に南陽寺、東のはずれに御霊社がある。 ※ 民俗編にのみ記載のある屋号に、「いどした(原島)」「いどした(岩井)」「井戸上いんきょ(原島)」「にいえ(河村)」「にいえ(岡部)」「大西(河村)」「井戸沢(沢本)」(先述のものとは別)「はずれ(船木)」「かじや(河村)」がある。また「かじや」には「沢本・岡部」と列記されたものがある ※1 民俗編では沢本・岡部の連名となっている 2009年訪問時は右岸側の車道から位置があまり正確ではない写真を撮影したのみであったが、2023年湖岸より集落跡を望むアングルで撮影した。集落跡は比較的湖岸に近いものの、顕著な痕跡は見られない。なお岫沢までの途中、半島状に突き出た部分では、尾根上に石仏が見られた(写真3)。
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(写真1 ダム堰堤) |
写真2 集落跡を望む |
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