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◆曲渕(まがりぶち)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「寄居」(昭和15.8)を使用したものである

所在:神川町矢納(やのう)字曲渕
地形図:鬼石/寄居
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約260m?(水面は約290m)
訪問:2020年11月

 

 大字矢納の北部、神流(かんな)川(利根(とね)川支流)右岸にある。現在は下久保ダムの人造湖(神流湖)に水没。
 村誌によると、移転先と家々は以下のとおり(「下久保ダム建設に伴う移住者移転先一覧」より)。

本庄市…横尾・新井・新井・曲渕
藤岡市…小林・横尾

 集落は完全に水没しており、周囲にも痕跡は見られない。訪問時は湖面に僅かに陸地部分が覗いていたが、旧版地形図で「獨立樹(鍼葉)」の記号が記されている小山の頂上と思われる。
 なお表記(「淵」の簡易体)は村誌に倣い、読みは『角川日本地名大辞典』の小字一覧のルビに拠った。

 


写真 集落跡付近の湖面。対岸は群馬県鬼石町【現・藤岡市】

 

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