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◆柴平(しばだいら?)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「男體山」(昭和21.2)を使用したものである

所在:沼田市利根町平川(とねまちひらかわ)
地形図:皇海山/男体山
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約910m
訪問:(2009年3月)・2019年5月

 

 の北部、泙(たに)川の上流にある。
 奈良(なろう)集落より泙川を遡ること約5km、左岸の小平地に位置する。現在の林道は平滝に向かって徐々に川に近づいていくが、旧道は柴平の手前1km弱のところで川に降り、そこからは川沿いの道となっている。旧道は廃止され2009年訪問時は集落の跡地までは行くことができなかったが、対岸より跡地を確認(写真1)、僅かな平地があるのが分かる。集落の対岸の林道近くには「十二山神」が祀られ(写真2)、周囲には小平地もいくらかある(写真3)。この場所と柴平は、何かつながりがあったのだろうか。

 2019年改めて訪問。集落の対岸付近に林道からの降り口を定め、川を徒渉。集落跡は大まかに3段の広い平坦地になっており、下・中段に住宅や施設が建ち並んでいたものと思われる(中段に遺構が多い)。上の平坦地には一部に施設の跡(写真17)があるが、他に建物があったような雰囲気はない。
 当初は平滝砥沢などと同様足尾銅山関係の林業集落(根利山(ねりやま)地区)のひとつと想定していたが、村誌やその他の文献(『幻の集落 根利山』と『古道巡礼』を閲覧)にも言及されておらず、どのような性質の集落であったかは不明

 


写真1 集落跡(写真中央やや下)(2009年撮影)


(写真2 十二山神)(以下2019年撮影)


(写真3 神社そばの平坦地)


写真4 平坦地(下段)


写真5 平坦地(手前は下段、奥は中段)


写真6 湯呑み


写真7 壜


写真8 平坦地(中段)


写真9 壜


写真10 金属製品


写真11 遺構


写真12 遺構


写真13 やかん


写真14 遺構


写真15 平坦地(上段)


写真16 壜


写真17 何かの施設跡

 

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