◆和山(わやま)
所在:釜石市橋野町(はしのちょう)
橋野町の北部、赤柴(あかしば)川およびその支流の初神沢右岸側の山中にある。遠野から大槌に通じる大槌街道(和山街道)に沿う。 資料『釜石市文化財調査報告書』によると、中心部に3戸(通称・三軒茶屋)。ここは及川家本家(屋号・大家(おおや))を中心とした一族で、安倍貞任の郎従の末裔といわれる。大家の北側に「上ノ家」、南側に「下ノ家」があるが、下ノ家は早くに離村。この3軒が茶屋を開いていたことから、「三軒茶屋」と呼ばれるようになったという。 最近の地形図でも平葛・万作目・三軒茶屋・ギリメキに建物が記載されているが、このうち平葛・万作目は跡地のみとなっている(万作目は林業の土場となっており、作業中であったため遠くから眺めたのみ)。
| |
![]() (写真1 道標〔赤柴にて〕) |
![]() 写真2 鳥居 |
![]() 写真3 本谷と川沿いの平坦地 |
![]() 写真4 建物跡 |
![]() 写真5 炭焼き窯跡? |
![]() 写真6 屋敷跡(平葛) |
![]() 写真7 「和山入口」の看板(初神沢からの分岐にて) |
![]() 写真8 サクラの木。看板には「三軒茶屋記念櫻」「一九五四年六月」とあり、及川氏の名が記されている(以下三軒茶屋) |
![]() 写真9 家屋 |
![]() 写真10 写真9そばの一劃 |
![]() 写真11 倒潰家屋 |
![]() 写真12 鳥居 |
![]() 写真13 石塔群。左奥から「馬頭観世音」「馬頭觀世音」「月山 羽黒 湯殿三山供養」「南無阿彌陀〓/文政六癸未/十月吉日」とある。右は判読できず ※ 〓は「価」のつくりの下に「国」。「仏」の異体字 |
![]() 写真14 家屋(ギリメキ) |
![]() 写真15 小屋の跡 |
![]() 写真16 廃棄物処理場の門 |