紀州備長炭の用途

　紀州備長炭は主に燃料用として利用されますが、その性質から下記のような効果が期待できます。

１．消臭・調湿・浄水作用

　備長炭には、ごく細かい穴が無数にあいています(備長炭１ｇで約３００平方メートルの表面積があるといわれています。)。臭いの元はその穴に吸着されます。自衛隊が着用しているガスマスクのなかにも備長炭が仕込まれているものがあります。

　湿度が高いときには、穴に湿気を吸い込みます。湿度の低いときには穴の中の湿気を放出することにより調湿作用がはたらきます。

　水に入れると備長炭の穴を通った水は浄化され、その際に浄化された水は、備長炭に含まれている各種ミネラル分を吸収して、ミネラルウォーターとなります。

２．温熱効果

　備長炭には優れた温熱効果があります。備長炭をお風呂に入れれば温熱効果により全身が温まり血液の流れが促進され、冷え性や肩こり、腰痛が改善されるとされています。

３．電磁波の遮断

　テレビや携帯電話から放出されている電磁波を遮断する力をもっています。

４．癒しの作用

　備長炭には人を癒す「気」の力があるといわれています。それがマイナスイオンによるものなのか、別のものによるものなのかは解っていませんが、部屋や車に備長炭を置くと心が休まるかたが多いようです。