南方熊楠資料研究会による南方熊楠邸(同保存顕彰会・田辺市教育委員会文化振興課内)所蔵資料の調査作業及びこれに関連した南方熊楠資料研究会の活動の記録を掲載しています。
《ミナカタ通信》22号 (2001. 8.25) 掲載
日程 2001年7月30日(月)より8月3日(金)まで
和書和装本書誌調査完了
活字本、複製本チェック
帙作成及び補修費の見積もり
要修理本リストアップ(《 》は棚番号)
活字本、複製本チェック→書誌調査→入力作業→『和書目録』完成へ
和装の雑誌を『雑誌目録』へ編入
洋装和本チーム調査分に和装活字本が含まれているかをチェック
生資料目録カード作成
生資料カード採録を完了させる→入力作業→『生資料及び関連資料目録』完成へ
遺品類の目録作成
新発見分の来簡カード作成
毛利清雅、古田幸吉、南方常楠、外南方家関係来簡、宮武外骨、小笠原誉士夫来簡完了
平沼大三郎来簡(中途)
全来簡についてカード採録を完了させる→『生資料及び関連資料目録』に追加
現時点で全来簡の2割弱程度しか進んでいない。
新書庫内の再チェック
末吉安恭来簡のコピー(奈良女子大学『熊楠に学ぶ』講演会用資料)
次回調査(9月3〜7日)にて新書庫内の熊楠蔵書を書斎押入れに移動。空いたスペースに洋雑誌を配架の上書誌調査を行う。
南方熊楠と親交があった田辺の多屋謙吉氏の子孫にあたる方より、田辺市に対して「多屋謙吉宛書簡」29通が寄託されました。裏打ちして巻物にされており、大切に保存されていたことがうかがえます。封筒や領収証なども残されているそうで、次回9月の調査の際にお目にかかれそうです。