たんぼの学校(上富田町生馬)


その後

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11月30日
感動わかやま21自主企画として「ふるさとの自然再発見!!未来っ子自然塾」なるものが、周辺校にも呼びかけて 小学校高学年の希望者を対象に開催され、その中で観察会も行われることになりました。
参加生徒は約60名、2グループに分け、午前と午後で入れ替えで、木工細工と自然観察を交互に。 私も講師の一人として参加。
田んぼの学校には採集用の網や水槽が用意してあり、子供たちは到着するやすぐに手に手に網を持って 水際に散らばり、メダカすくいに夢中でした。
水回りに散らばる子供たち ねらいは主にメダカ
他に野鳥の観察や周りの森で土壌動物と一緒にシイの実を拾ったり。特に前半の子は その方面で沢山収穫があったようです。
野鳥の観察指導を受ける シイの実拾い 収穫はシイの実 フユイチゴも取れました
幸い天気も悪くなく、昼頃にはずいぶん暖かくなり、アカトンボもわずかに見られました。用意していた顕微鏡で ミジンコやヤゴの顔を見たり、崖のようになったところを登りおりしたり、約2時間をたっぷり楽しんだようでした。
採集物を顕微鏡で観察 崖登り

6月28日
地域との交流を計るという体験学習の一貫として、1年生の田んぼの学校での生物採集に 一応”講師”として参加して来ました。
生徒は先生と学校から歩いて数分で”田んぼの学校”そばの広場へ。各自バケツや網を手に。
板張り舞台で御挨拶からいよいよ採集へ。
事前の相談では”一年生に採集ができるかな”と先生はおっしゃっていましたが、なんのなんの。 採集が始まれば、みんなよくがんばること。地域との交流ということで参加のお母さんやちびちゃんたちと 走り回る。
当方はトンボ以外なら取れますよ、と言っていたが、それどころか、トンボ専門にねらう子もいるほど。
当日はオオシオカラトンボ・ハラビロトンボ・ショウジョウトンボ・キイトトンボがよく目立ち、 トノサマガエルのおたまじゃくしはカエルになる寸前で、ツチガエルらしい卵がみられました。
植物はキクモやミズオオバコはまだ盛りとは言えないところ。これから美しくなる頃です。
途中でみんなでそれぞれの採集物を見せあい、改めて採集へ。最後は飼育しにくいものは逃がしました。
ちょっと残念だったのは泥に裸足で飛び込む子が少なかったこと。これは一つにはお母さんがたが ちょっとプレッシャーになったかもしれない。もう一つは泥が深くて、1年生にはつらかったか。 パンツまではきついですからね。でも、けっこうみんな泥だらけになってました。背中に虫取り網の 泥模様を付けた子がいて、先生に言ったら、”あれが良いんです”って言ってたのが印象的でした。

2002年4月
今まで手を入れていなかった田んぼに新しく溝と水たまりを複雑につなげた水系を造りつつある。 新しい水たまりにはアメンボが泳いでいた。
アカウキクサは多少衰えているとの事。


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