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◆中野浦(なかのうら)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「中甑」(明治36.6)を使用したものである

在:薩摩川内市鹿島町藺牟田(かしまちょういむた)
地形図:青瀬/手打
アクセント:ナカノウラ
形態:海岸沿いに家屋が集まる
標高:数m
訪問:2012年1

 

 村の南西部海岸付近にある。確認できる村内の集落では、唯一西側に面している。
 村郷土史によると、集落の興りは明治22年。田畑を開墾して漁撈を行い居住していたが、交通が不便であったため全戸転出。一時期寺子屋風の教育の場を設け、自主的に教育を行っていたという。
 以下は同書より明治30年頃の各戸の様子(上流側より)。

番号 備考
1 中野 大正12年寺家へ転出
2 大正13年寺家へ転出
3 小村 大正12年中山へ転出
4
5 中野 大正13年寺家へ転出
6 明治22年3月藺牟田より転入。大正12年中山へ転出

 集落へは車道が通じている。橋梁(中野浦沢橋1〜3号)の竣工が平成10年代であるが、港湾工事のために車道はそれ以前に開通していたと思われる。道路の開通による造成のためか、生活の痕跡はほとんど見られなかった。

 


写真1 集落付近


写真2 古い道と石積み

写真3 「鹿島村簡易水道施設中野浦ポンプ場」

写真4 谷の「鹿島村簡易水道施設中野浦水源地」

写真5 港

 

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