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◆木小屋(きごや)

在:日之影町見立(みたて)
地形図:見立
/三田井
形態:山中の一軒家
標高:約830m?
訪問:―

 

 大字見立の北部、日之影川支流のたかはた谷沿いにある。乙ヶ渕の上流。
 町史によると、昭和初期に1戸が小作人として入植したという。戦後に農地改革によって民有地となり、植林地となった。
 昭和20年頃の概略図には、林業に従事の川本氏1戸が記されている。
 なお大正初期、見立鉱山の
従業員の食料を生産するために当地で開田が行われたとのこと。同時期に水無でも野菜などを作る農園が開かれている。
 また付近にはかつて
乙ヶ渕鉱山があり、文化から文政の頃乙ヶ渕戸高家の先祖が発見したと伝わる。当時は主に錫を採掘していたよう。明治41年、大分の矢野氏が経営し亜鉛鉱や砒鉱等を産出した。第一次世界大戦の頃、スイス人のファーブル氏が買収し約3年間操業。最盛期を迎え、多数の住宅が建ち300人ほどが居住していたという。戦後は大分の原田氏が鉱区権を得てタングステン鉱を採掘したが、のち休山した。

 

 

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