◆峠(とうげ?)
所在:大津町古城(ふるじょう)
大字古城の東部、堀ヶ谷川と峠川(いずれも合志(こうし)川複次支流)の間の尾根上にある。阿蘇方面に通じる二重(ふたえの)峠より、直線距離で西におよそ1.7q。 町史によると、慶長10(1605)年頃大津街道が完成し、寛永12(1635)年に参勤交代が制度化されると、旧平間城村内の南部地域(高尾野・新小屋・堀ヶ谷・峠)がにわかに賑わいを見せるようになったという。『大津手永水手鑑』(文化元〔1818〕年)には、堀ヶ谷に2軒、峠に5軒あったと記されている。 余談だが、文献『熊本の街道と峠』によると、豊後街道は熊本城西大門の「札の辻」を起点とし、十五里木までが熊本県内に存在(波野村【現・阿蘇市】)。大分県に入り、大分市鶴崎までの間に三十一里木があったとのこと。
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![]() 写真2 屋敷跡? |
![]() 写真3 七里木跡の標柱 |
![]() 写真4 写真3そばの平坦地 |
![]() 写真5 祠 |
![]() 写真6 墓地 |
![]() 写真7 地形図上の建物の位置 |