◆田舎谷(いなかだに)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「阿波富岡」(昭和26.3)を使用したものである
所在:阿南市大井町(おおいちょう)字田舎谷
地形図:馬場/阿波富岡
アクセント:イ
ナカダニ
形態:山中に家屋が集まる
標高:約230m(登り口は約40)
訪問:2011年10月
市の北西部にある。
田舎谷口バス停より、谷左岸沿いの道を登り訪問。しばらくすると山側にミカン畑の跡が見え始め、やや大きな作業小屋?から先は山道となる。ここから1軒残っている家屋までモノレールが敷設されており、また付近の農地跡には植林が施されていないため、比較的最近まで農作物が栽培されていたと思われる。集落内では他に屋敷跡を1箇所確認。集落上部には浅い凹地があったが、農業用の溜池の跡だろうか(写真8)。また道中の石仏(写真9)には世話人として倉野・森口・上田の3姓が記されているが、集落由来の家だろうか。
〆谷の方の話では、かつては4、5軒とのこと。
なお右岸登り口付近に家屋が1軒建っているが、当集落からの移住者が建てたものか。ただし現在、定住しているかどうか不明(立地は小字〆谷になる)。
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