◆出合(であい)
所在:萩市川上(かわかみ)
旧川上村の中北部、阿武(あぶ)川と支流の佐々並(ささなみ)川との合流部付近にある。現在は阿武川ダムの人造湖(阿武湖)に水没。旧版地形図にも記載はなく、ダム湖周辺の訪問時に知ることとなった。 また村史によると、当地の名は「地下上申」(元文5〔1740年〕)・「川上村由来書」(寛延2〔1749〕)・「注進案」(弘化2〔1845〕)といった史料にもいっさい見られず、明治8年の「山口県大区・小区制村名書」以降近代の区制改定でも見られない。長きに亘り、藤蔵の一部として見做されていたものだろうか。 |
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(写真1 ダム堰堤) |
写真2 集落跡を望む |
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