◆新開(しんがい)
所在:安芸高田市八千代町土師(やちよちょうはじ)字上新開・下新開
大字土師の南部、江(ごう)の川(可愛(えの)川)沿いにある。現在は土師ダムの人造湖(八千代湖)に水没。下土師地区の一部。 2022年、土師ダム建設に伴い離村した他の集落の訪問に伴い再訪したが、大きな変化はなし。この時は右岸側(藤安(ふじやす))も含めて訪問し、「藤安地蔵堂」や管理家屋を確認した。なお厳密には藤安と新開は異なる地区であると思われるが、ここではまとめて扱った。 資料『土師民俗資料緊急調査報告書』によると、水没した宅地は新開でおよそ5.4町、藤安でおよそ2.5町。田はそれぞれ11.2町、3.5町、畑はそれぞれ1.5町、1.0町。氏神は下土師の日高山八幡神社。 なお見出しおよび藤安の読みは、「角川」の小字一覧のルビに拠った。
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(写真1 ダム堰堤) (2022年撮影) |
写真2 集落付近。右が新開、左が藤安 (2013年撮影) |
写真3 地蔵堂(藤安) (以下2022年撮影) |
写真4 管理家屋(藤安) |