◆矢ヶ谷(やがたに)
所在:すさみ町矢ヶ谷
町の北部、城(じょう)川支流の矢ヶ(やが)谷流域にある。 2016年、改めて地内を細かく探索。谷筋・尾根筋を中心に歩き、前回訪れた尾根筋の西にある谷でやや規模が大きな農地跡と小さな社、斜面で屋敷跡と思われる平坦地が、また矢ヶ谷左岸側の支流の谷口で少しの農地跡が見られた。さらに柿垣内との境界の古い道筋では、「大日如來」と記された碑および「奉納 金刀比羅神社」とある石柱(いずれも元号は嘉永)が見られた。この場所は峠の四つ辻で、道はそれぞれ矢野口・市鹿野(いちかの)・小附(こつき)・柿垣内を経て各方面へ通じており、交通の要所であったことが窺える。
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写真2 敷地の登り口 |
写真3 石仏 |
写真4 平坦地 |
写真5 石垣 |
写真6 炭焼き窯跡 |
写真7 石垣 |
写真8 屋敷跡?の穴 |
写真9 屋敷跡 |
写真10 石垣 |
写真11 矢ヶ谷沿いの農地(以下2016年撮影) |
写真12 支流沿いの農地跡 |
写真13 社 |
写真14 屋敷跡?の石垣 |
写真15 炭焼き窯跡 |
写真16 柿垣内境界にて。右のものには「柿垣内上村 矢ヶ谷村」とある |
写真17 写真16前の農地跡 |
写真18 古い道沿いの石仏。「天明三…」とある |