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◆小谷(こだに)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「栗栖川」(昭和28.6)を使用したものである

所在:田辺市本宮町静川(ほんぐうちょうしずかわ)
地形図:皆地/田辺
形態:谷沿いの斜面に家屋が散在する
標高:約300〜350m
訪問:2009年4月

 

 大字静川の北西部、愛宕(あたご)山の東にある。古い地図では地類の境界(おそらく農地と山林)があるが、建物の有無は分からない。すぐ南に大(おお)谷があるので、この集落がある谷が「小谷」なのだろう。愛宕山の稜線に出てこれをたどると野竹、尾根を越えると小々森(こごもり)大峯を経由して皆地(みなち)に至る。
 地元の方々(静川の平(たいら)在住)の話では、かつては3、4軒の家があり、昭和40年代中頃に最後の家が山を降りたという。ヤマモト姓・ウエガキ姓など。野竹の檜和瀬(ひわぜ)の方の話でも3、4軒。
 現在は林道(小広
(こびろ)静川線)が愛宕山の稜線上に延びているので、これを登り皆地方面と静川方面の分岐となる峠から下っていくほうが近い。峠付近はちょっとした広場になっている。集落は緩やかな斜面に段々の農地が作られ、その中に家屋が点在している。屋敷跡が2、3箇所のほか、道沿いに墓も見られた(写真5)。

 


写真1 道中の石仏

写真2 農地跡

写真3 屋敷跡

写真4 屋敷跡の石段

写真5 墓地

 

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