◆下地(しもじ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「江住」(昭和24.5)を使用したものである
所在:白浜町竹垣内(たけがいと)
地形図:市鹿野/江住
異表記:下も地
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約200〜220m
訪問:2010年2月(HEYANEKO氏と共同)
日置川の支流、将軍(しょうぐん)川中流沿いにある。竹垣内の中心集落。
現在も数軒の家屋が残り、また畑も手入れされているので廃れた雰囲気はない。車道より山側が家屋、川側が農地。下地と土泥の中間には神社(八幡神社・写真3)があるが、これは大瀬・竹垣内の産土神。
所用で訪れていた元住民の話では、かつては6軒。林業が主体の集落。平成10年代前半に定住者がいなくなったが、現在も畑や山林の手入れなどで週末に訪れる人が多い。転出先は町内や田辺市・上富田町。
なお「角川」によると、竹垣内での生業は山仕事と農業で、夏は稲作、冬はウメ・サトイモ・イナキビ・コノハナなどの栽培をしていたという。大字全体で、明治6年14戸69人、明治24年15戸71人。昭和50年3戸8人。
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