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◆助人(すけっと)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「釋迦ガ嶽」(昭和29.3)を使用したものである

所在:十津川村川津(かわつ)
地形図:風屋/釈迦ヶ岳
形態:山中の一軒家?
標高:約580m

訪問:2015年5月

 

 大字川津の東部。風屋(かぜや)から高津(たこうづ)に至る旧街道・三里越(さんりごえ)沿いにある。高時山からほぼ真西に延びる稜線上に立地。手持ちの古い地図では、現在の国道から津越野谷に入り当地のある尾根筋に登る道も記されている。
 また最近の地形図では当地付近の三里越ルートが実際の位置よりもかなり高い場所を通っている(標高約670m)。しかし実際は標高約580m付近、等高線が緩くなっている位置を通過しており注意が必要。
 『十津川郷採訪録』によると、「三里越に助人茶店があったが、国道が完成してから川津へ下りてきたという(戦後のことらしい)」とある。また鍛冶屋を生業とし、農具を直したり作ったりして「助人のカジ」として知られていた
野崎氏が暮らしていたとのこと(大正10年くらいに死去)。また『十津川の地理』によると、昭和初年に離村し当時の戸数は1戸とある。

 訪問は助人隧道付近より。隧道の上には電波塔があり、ここまでは管理用の道路を利用できる(ただし道のりの大半は徒歩)。電波塔から尾根伝いに登ると、ほどなくして現地に到着。確認できた屋敷跡は1箇所。ほか広い農地や炭焼き窯の跡が見られた。最近の地形図の真偽を確かめるべく標高約670mの辺りまで登ってみたが、植林地・雑木林が広がるのみ。道や人為的な痕跡はまったく見られなかった。

 


写真1 屋敷跡(母屋は上段)


写真2 炭焼き窯跡?

写真3 農地跡

写真4 広い平坦地(農地跡?)

写真5 旧街道と道標。「ここは助人」とある

 

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