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◆野広瀬(のびろせ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「釋迦ガ嶽」(昭和29.3)を使用したものである

所在:十津川村川津(かわつ)
地形図:風屋/釈迦ヶ岳
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる
標高:290m前後(水面は約290m)
訪問:(2013年6月)・2022年5月ほか

 

 大字川津の東部、十津川右岸にある。現在は風屋(かぜや)ダムの湛水に伴い水没。
 『十津川の地理』によると、昭和34年6戸41人。風屋ダムの建設のため移転し、転出先は川津の津越野1、村内滝川(たきがわ)1、五條市2、和歌山県2、三重県1、愛知県2(※)

 前回までは対岸より撮影したのみであったが、2022年右岸の林道(川津今西線)を経由し現地を訪問。林道から現地までは勾配がややきついが、しっかりとした徒歩道が通じている。水没前は杣道であったか。
 まず非水没地において、墓地と数箇所の屋敷跡を確認。確認できる墓石のひとつには、野崎氏の名が見られた。訪問時は満水位よりも湖面が低かったものの、2017年の写真で確認できた下方の石垣は水没しており確認できず。
 さらに今回の訪問に臨むまでは見落としていたが、ここから600mほど南にもまとまった農地と建物が見られる(地図画像の下方)。当地へは墓地付近から横道が通じており、状態は悪いながらも到達が可能。ここでは石垣で段々になった農地跡と、建物跡を2箇所確認。いずれも人家であったと思われる。

※ 戸数の合計が合わないが、昭和34年以前の転出者も含めたものか

 


(写真1 ダム堰堤)
(20022年撮影)


写真2 集落付近
(2008年撮影〔12月?〕)


写真3 同
(2013年6月撮影)

写真4 同
(以下2017年5月撮影)

写真5 左岸旧国道跡(写真中央に橋のような構造物、右上に路肩の擁壁が見える)

(写真6 国道の野広瀬バス停)
(以下2022年撮影)

写真7 墓

写真8 墓地

写真9 同

写真10 電柱

写真11 屋敷跡

写真12 屋敷跡

写真13 浴槽

写真14 屋敷跡の石垣

写真15 平坦地

写真16 石垣

写真17 横道
≪南部≫

写真18 農地跡

写真19 同

写真20 屋敷跡

写真21 屋敷跡

写真22 屋敷跡の遺構

写真23 何かの機械

 

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