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◆中ノ谷(なかのたに?)



※ 地理調査所発行の1/50,000地形図「五條」(昭和33.7)を使用したものである

所在:河内長野市加賀田(かがた)
地形図:岩湧山/五條
形態:山中に家屋が散在する
標高:約680?〜790m
訪問:2023年5月

 

 大字加賀田の南部、加賀田川(石川二次支流)の上流部一帯にある。
 常住の集落ではなく、かつての特産品である凍豆腐(高野豆腐)の製造に伴い季節的な居住が行われていた地。

 資料『凍豆腐の歴史』によると、文化年間(1804-1818)には森ノ谷・五葉谷・醤油谷などとともに複数の豆腐小屋が建てられていたことが分かる。
 なお凍豆腐の製造に関する詳細は
醤油谷のページを参照。

 当地は岩湧山(いわわきさん)の登山道の周辺にあり、他の豆腐小屋群と比べ訪問は容易。現地では数箇所の豆腐小屋跡を確認した。うち1箇所は登山道沿いの湧水「錦明水」の直下にあり、この水を利用して豆腐を製造していたことが窺える。

 


写真1 豆腐小屋跡

写真2 写真1の遺構

写真3 溜め池

写真4 豆腐小屋跡

写真5 写真4の遺構

写真6 同

写真7 豆腐小屋跡


写真8 写真7の遺構


写真9 登山道の開けた場所(豆腐小屋跡?)

写真10 写真9脇の遺構

写真11 平坦地(豆腐小屋跡?)

写真12 写真11にて。石臼?

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