◆鹿ノ熊(かのくま)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大江山」(昭和25.10)を使用したものである
所在:与謝野町滝(たき)
地形図:大江山/大江山
形態:谷沿いに家屋が集まる(移住後は谷の合流部付近)
離村の背景:(下流に現住)
標高:約270m(移転先は200m強)
訪問:2009年9月
町の南西部にある。古い地図では5軒くらいの建物と、谷に沿って水田が見られる。
在住の方の話では、かつては5軒。谷は途中で分かれているが、東側の本流に2軒、西側の支流に2軒あった。30年以上前に無人化。現在は県道沿いに移転した2軒が暮らしている。なおこの方の家は、100年以上前に現在の場所に降りてきたそう。農業(自給用の田)・林業が主な生業だったが、1軒は畜産(肉牛)、1軒は織物をしていた。
集落跡では本流に1軒、支流に1軒の屋敷跡を確認。屋敷跡と思われる平地もある。地質が脆いのか、特に支流側で谷水による浸蝕が激しい。
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