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◆明幸(みょうこう



※ 明色部
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「彦根東部」(昭和26.9)を加工し使用したものである

在:彦根市武奈町(ぶなちょう)
地形図:彦根東部/彦根東部
形態:山中に家屋が集まる
標高:約460m
訪問:2008年7月

 

 市北東部、男鬼武奈各集落の中間にある。古い地図では地名の記載はないが、武奈の南のごく近い場所に建物の密集地が見られる。集落の存在は武奈の方に教えていただいた。
 近世の坂田郡明幸村。明治7年武奈村に合併、その大字となる。明治22年に武奈町が鳥居本(とりいもと)村(のち彦根市)に編入され、大字武奈の小字となった。
 集落では蔵が2棟、ほか神社(写真4)・分校跡地・寺院跡地などが見られた。分校(鳥居本小学校武奈分校)・寺院(妙満寺)にそれぞれ石碑が建ち(写真5・6)、寺院のものは昭和48年5月建立。ほか谷口家の跡という石碑もあり(写真3)、「昭和35年に彦根市鳥居本町に移転」とある。かつての家主が建てたものだろう。神社や学校に近くいわば集落の中心にあり、有力者の家だったのかもしれない。
 武奈の方の話によると、休校直前は1、2人程度が通っていたという。
 以下は石碑より分校の歴史

明治33年5月 武奈分校(分教場)設置
昭和50年1月1日 休校
平成2年3月31日 廃校

 


写真1 蔵


写真2 蔵


写真3 宅地跡の碑

写真4 神社

写真5 分校跡地の石碑

写真6 寺院跡地の石碑

 

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