◆奥野々(おくのの)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「新宮」(昭和28.4)を使用したものである
所在:紀宝町大里(おおざと) 地形図:大里/新宮
形態:谷沿いの一軒家?
標高:約260m
訪問:2014年5月
大字大里の中南部、相野谷(おのたに)川支流の那智河(なちご)谷沿いにある。
訪問は那智河谷左岸の車道終点付近より。産屋敷を経由し、水道管が併設された横道を上流に向かって進む。現地では廃屋が1軒と屋敷跡が1箇所見られた。前者の所有であったと思われる農地跡は植林が施されておらず、比較的最近まで耕作が行われていたことが窺える。また集落内に散在する神仏には度々訪れる人がいるようで、供物も新しい。なお廃屋付近の対岸も訪れてみたが、農地のみで人家の跡らしい場所はない。
麓の湯之戸で伺った話では、分かる範囲で1軒(長畑(ながはた)家)が暮らしており、20年ほど前まで水田を作っていたという。
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