◆猿山(えてやま) 所在:松阪市飯高町猿山(いいたかちょう―) 櫛田(くしだ)川の支流、蓮(はちす)川の中流にある。古い地図では西側に3軒、東側に2軒の建物が見られる。現在の蓮ダムの南西、県道569号の途中にある。
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「高見山」(昭和27.1)を使用したものである
地形図:七日市/高見山
異読:さるやま(角川)
アクセント:エテヤマ
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる
離村の背景:ダム建設?
標高:西部・約400〜450m 東部・約450m
訪問:2009年1月
清瀬(きよせ)という地名表記もしばしば見られる
町郷土誌によると、神社に細溝神社や秋葉社、寺院に円照寺(曹洞宗。山号は月光山)があった。
なお大字猿山は、近世の猿山村。明治22年飯高(いいたか)郡森(もり)村、昭和31年からは飯高町の大字となる。明治2年13戸・60人、昭和35年42戸・232人、同50年25戸・83人、同57年5戸・19人。昭和22年に電灯が引かれた。
≪西部≫ 県道から少し斜面を入った場所に、家屋群から離れて1軒の廃屋(山本姓)がある。さらに道伝い斜面を登ると、家々が集まっていた跡地と段々になった農地の跡がある。廃屋(母屋)が2軒、屋敷跡が4箇所くらい見られた。
写真1 廃屋
写真2 屋敷跡の納屋
写真3 屋敷跡
≪東部≫ 屋敷跡が2箇所、猿山・清瀬の間にある小さな谷筋には段々になった石垣(農地跡?)が、尾根筋には、神社と思われる跡地(写真6)があった。
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