◆柿ノ平(かきのたいら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「田口」(昭和34.4)を使用したものである
所在:豊根村下黒川(しもくろがわ)
地形図:見出/田口
アクセント:カキノタイラ
形態:川沿いに家屋が少数集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約480m
訪問:2011年5月
大字下黒川の南部、大入(おおにゅう)川右岸にある。新豊根ダム建設に伴い移転したが、水没はしていない。
対岸の桧皮野には自然体験施設「大入の郷」があり、付近一帯はたいへん明るく開けている。道路沿いに家屋が2軒。うち1軒の敷地には、比較的最近建てられたような家屋が設けられている。かつての住民が時おり戻って滞在しているのだろう。少し下流には墓地(写真4)がある。きれいに整備され様々な姓が見られるが、柿ノ平のみの墓地であるかは不明。
桧皮野出身の方の話では、かつて桧皮野と併せて12軒ほどがあったという。林業が主な生業。現在のシキミ畑は他地域の人が管理している。
曽川・御池神社にある水没直前の家屋を記した地図によると、離村直前で清川家が2軒。危険区域指定による移転対象。
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