◇東側(ひがしがわ)
寸又(すまた)川左岸、朝日(あさひ)岳の西側斜面の千頭(せんず)ダム付近までの一帯の呼称。古い地図にも表記が見られ、さながら大字のような扱いになっている。下流の下閑蔵から上流の上日向・尾崎まで、各々1〜3戸の小集落が点在。町史では焼畑の出作り(山奥の平坦地や傾斜の緩い土地に農地を作ること)の小屋から定住化し、集落を形成したのではないかとのこと。 昭和20年代以降に皆転出し、現在は無人。右岸、左岸とも林道が延びているが、一般車輛は進入不可。