◆巣河(すごう)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「萩原」(昭和30.3)を使用したものである
所在:郡上市明宝気良(けら)
地形図:二間手/萩原
異表記:州河
アクセント:スゴー
形態:川沿いから斜面にかけて家屋が散在する
標高:約660m
訪問:2015年11月
大字気良の中部、気良川沿いにある。
現在は養魚場を営む家が1軒のほか、ここから400mほど上流側には肉牛の畜舎がある。家の方及び畜舎の関係者の話によると、分かるもので5軒ほど。いずれも昭和20年頃から終戦時にかけて離村。炭焼きや自給用の田の耕作で生活していたという。養魚場に伴う住居は外部の人によって後年になって作られてもので、往時からの宅地ではない。この近くにある一ヶ瀬(いちがせ)橋より上流が巣河になる。この地には天台宗の光明(こうみょう)寺があったが、早い時期に下流の柏尾に移転。
話を伺ったのが探索後であったため、屋敷跡1箇所?と光明寺跡の碑(写真5)を確認するにとどまった。なお畜舎には「州河肥育組合」の看板が掲げられているが、「巣河」・「州河」いずれの表記もあるとのこと。
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