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◆土嵐(つちあらし



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「時又」(昭和32.3)を使用したものである

在:飯田市千代(ちよ)
地形図:上町/時又
形態:谷沿い(非居住地)
標高:約1,080m
訪問:2013年11

 

 大字千代の中部北寄り、米(よね)川左岸の支流上流部にある
 訪問は谷の分岐にあたる大日向集落より。古い地図では米川支流にある山口(やまぐち)集落付近より
大牧を経由するルートがあるが、距離が長いことや大牧から先が荒れていたことがあり、先述のルートを選択。分岐から約500mまでは車道が、さらに約1.1kmまでは左岸に山道が通じている(ただし訪問時、車道は最初の堰堤付近で流失)。山道が途切れる辺りは両岸から谷が合流し、やや広くなっている。ここでは農地や建物があったと思われる遺構(写真1)が見られた。さらにここから遡ること約1.5km、谷の合流部に石垣が設けられた段々の土地や、石積みで囲った窯の跡を確認。対岸にも段々の土地が見られた。
 大日向集落で伺った話によると、集落ではなく石灰を焼くための小屋が置かれていた場所であったという。なおこの谷筋一帯を通称「キンタロウ」と呼び、途中で見かけた開けた場所には吉地(きちじ)家が暮らしていたとのこと(集落としての名称はない)。

 


(写真1 建物跡)


写真2 石灰窯跡

写真3 石積み

写真4 平坦地

写真5 遺構

写真6 平坦地

 

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